果樹園について

果樹園の概要

鳥取県、湯梨浜町で梨を栽培する果樹園です。

湯梨浜町は鳥取県のほぼ中央に位置しています。

町の中央には「東郷池」があり、池の周辺には水田が広がります。

千葉県で発見された「二十世紀梨」が、明治37年に鳥取県に導入され、

湯梨浜町(旧東郷町)でも栽培が始まりました。

それから100年以上、「二十世紀梨」の栽培の歴史は続いています。

私の果樹園では「新甘泉」「なつひめ」などの鳥取県オリジナル品種をはじめ、

「あきづき」「甘太」「王秋」などを栽培しています。

二十世紀梨のこと

「二十世紀梨」の外観は黄緑色で、青梨です。

流通の多い「幸水」「豊水」などは黄色や茶色で、赤梨です。

「二十世紀梨」の特徴を簡単に説明します。

みずみずしくて果汁がたっぷりですが、歯ごたえはシャリシャリとしています。

甘味と酸味があり、爽やかな食味でとても美味しいです。

果実の肌がとても綺麗な黄緑色です。

「黒斑病」という病気にとても弱く、全国の生産者が大変苦労したと聞いています。

耐病性を持つ系統の普及と、栽培技術向上と耕種的防除の努力によって最小限に抑えられています。

梨つくりへの姿勢

私の家は曾祖父の代から梨農家ですが、祖父が高齢により栽培をやめたことで、大幅に規模を縮小しました。

会社員だった私は、幼少期の思い出の梨畑を絶やしたくないという気持ちが強く、農家になる決心をしました。

平成23年に鳥取県立農業大学校で1年間の研修を受け、平成24年に地元の梨農家の元で研修を受けました。

平成25年に独立就農して果樹園の経営を開始しました。

向上心を持って梨栽培に燃えていましたが、高齢化や担い手不足などの影響を受けてとても苦労しています。

いろいろな役割を果たすため、農作業に集中できないことがとても多くなりました。

丹精を込め、努力を注ぎ込む、そんな栽培ができず、それを仕方のないこと、、と思うようになっていました。

しかし

このままでは美味しい梨はつくれない。

納得のいく最高の梨つくりをしたい。

私は梨つくりが好きです。梨農家になろうと決心した時のことを思い出しました。

梨つくりに命を燃やします。